【国土交通省】「木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の基準の見直し(案)等」について
表題のパブリック・コメントが令和5年12月11日に公示されました。
本パブコメは軸組工法に対するものとなっておりますが、枠組壁工法においても同様な点や、施行
時期、施行方法についての情報がありますので、ご確認ください。
枠組壁工法の基準については国土交通省において現在検討中とのことですが、以下の内容が軸組工
法と異なる点とされています。
1.必要壁量の基準の見直しは共通(積雪は従来通り算入する)
2.準耐力壁の算入条件、従来基準に加え開口部を対象とする(検討中)
3.筋かいを入れた軸組の壁倍率の見直し等(対象外)
4.階高が 3.2m を超える場合の柱頭・柱脚の接合方法の検証方法の見直し(検討中)
5.柱の小径に関する基準の見直し(対象外)
6.設計支援ツールは積雪に対応したものが今後公表される
なお、基準の見直しは令和7年4月に施行される予定ですが、新基準の円滑施行の観点から1年程
度、現行の基準での検証も可能とする経過措置を設けることを検討している、とされています。
<国交省HP>
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000166.html
<添付資料>
・木造建築物に係る必要な壁量等の基準の見直し案等の概要.pdf
・基準案の概要に関する補足資料.pdf
<意見受付先>
・電子政府の総合窓口 e-Gov〔イーガブ〕内
パブリック・コメント:意見募集中案件詳細
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155230731&Mode=0